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 兄弟の絆を深める方法

幼い頃からのちょっとした習慣から兄弟の仲を良い方向へ導いてあげることで、兄弟の絆が深まります。さらに、大人になってからも仲の良い関係でいられることが多いようです。

上の子のプライドを育てる

下の子のお世話が忙しくて、邪魔に入る上の子につい「ダメよ」と言ってしまいがちです。しかし上の子が邪魔をしてくる時が、実は子供のプライドを育てるチャンスなのです。危険でない限り、できるだけ下の子のお世話に参加をさせてあげましょう。例えば「おむつを取ってきてちょうだい」とお願いしたり、「泣いているから一緒にあやしてちょうだい」など一声かけるようにしてください。自分が必要とされていると感じ、そしてしたことが褒められると、プライドが育ち、自分が兄、姉であることを実感し、優しさが育ちます。

一緒に楽しく遊んだ経験は一生もの

兄弟が一緒の遊びを通して楽しさを共有することで、より仲良くなります。お出かけ前に子供たちがふざけてなかなか準備ができなくてイライラしても、夜寝る前に子供たちが遊び始めて困ってしまっても、子供たちにとってはそれは楽しい時間なんです。子供達の笑顔の数が多ければ多いほど、兄弟の絆は深くなります。もし将来家族の間に何かが起きたとしても、昔の幸せな日々を思い出し一致団結できることでしょう。

なるべく喧嘩にならないような工夫を

おもちゃであれば、イメージを膨らませ、遊び方が無限にあるようなものをたくさん用意すると良いでしょう。例えば積み木やブロックなどがおすすめです。パズルやお絵描きなど一人遊びができるものも良いですね。プラレールやヒーローごっこ、おままごとやプリンセスごっこなどのようなものは、取り合いになることが予想されます。また、おやつであれば、同じ時間に食べ終わるよう上の子の量を少し増やしたりする工夫も大事です。社会性を育むために喧嘩も必要ですが、喧嘩ばかりしていると競争意識が強くなり、将来も人と競うことで自分を評価するようなことに成りかねません。できるだけ仲良くし、お互いの笑顔を引き出すのが得意という関係になってほしいですね。

兄弟喧嘩で上の子を叱るときは必ず共感を加える

妹や弟のおもちゃと取り上げてしまった時や、妹や弟を叩いてしまった時など、お兄ちゃんお姉ちゃんが叱られる場面はたくさんありますよね。そんなとき、一方的に叱るのではなく、一言で良いので共感する言葉を言ってあげましょう。例えば「そのおもちゃ、欲しかったんだよね。でもね…」や、「嫌な気持ちになったんだね。でもね…」など自分の気持ちを親が代弁してくれることで子供は安心します。そして何故してはいけないことなのかを、素直に聞き入れる体勢になるのです。まだ幼いうちは怒りを抑える術を知りませんが、繰り返しこういった叱り方をしていればやがてもっとすんなり反省してくれるようになるでしょう。そして、相手の気持ちを考えるということが自然にできるようになり、兄弟の仲も深まります。

参考文献

『上の子下の子、きょうだい子育て』(婦人生活社) Amazon.co.jp

2016/06/16 更新

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